富山旅行

富山に旅行してきた.


初日

新幹線の中で蒸気で温まる牛タン弁当を食べた. 実際は温かくはなるが,蒸気は出ない. そしてすごく美味い.

富山に着くと,少し肌寒い.

富山ライトレールなるトラムに乗って岩瀬へ向かう. 車道に線路が引かれている箇所もあれば,専用の線路区間もある. 車道では自動車より少し遅いぐらいだが,専用区間だとそれなりに速く走る.

大町・新川通りを歩き,展望台に登る. ちらちら見える立山連峰,かっこいいなあ. かっこいい.

岩瀬カナル会館まで歩く. 施設として,外から見たときに営業しているのか怪しい. 隣接しているレストランは人手不足で休業するとのことだ.

さらに海水浴場まで歩く. 激しい波音,打ち上げられたゴミ. これぞ日本海って感じがして,テンションが上がる.

駅ナカの「廻る富山湾すし玉」で夕食を食べる. 行列ができており,一時間ぐらい待つ. しかし,とてもうまい.

二日目

電車で高岡経由で新湊に向かう. 富山~高岡間はそれなりに大きな市街間だから電車の本数もあると思っていたが,朝9時台でも30分間隔の運行だった. 高岡からはトラムの万葉線で新湊へ行く. 停車場の案内放送を落語家が喋っており,耳障りがとても良い. これは発明だな.

海王丸パーク. 気持ちの良い天気で何時間でもいれる気分だ. 立川連峰が絵を引き締める.

花の迷路なるものがあって,無限に子供が吸い込まれてわあわあ言っている.

きっときと市場内で昼食にする. 昨日食べそびれたカワハギを造りにしてもらう. うまい. 最高の魚類だと思う.

内川沿いを歩き,新町口からライトレールに乗る.

高岡大仏に参拝する. 大仏は好きではないが,由来を読んだら高岡大仏は好きになった. 1200年頃の仏像に由来し,木像大仏として数度の焼失と再建を経たとのこと. 台座は中に入ることができ,中央に先代大仏の焼け残った頭部がある.

富山環水公園. 雰囲気の良い公園だけでなく,周りに大きな体育館などのコミュニティ施設が調和して配置されている. かっちょいいスタバが有名だが,混雑しすぎて話にならない. コーヒー買うのに一時間待つのか?

風邪を引いたので,今日も駅ナカの店で氷見うどんを食べる. 出汁がきいていて,温かかった.

三日目

徒歩で富山ガラス美術館に向かう.

美術館は外装も内装もオシャレだ. カフェでコーヒーと朝食替わりの甘味を摂る.

常設展は写真撮影禁止. ガラス美術というから,触れれば割れそうなものを想像していたが,大半は鈍器めいたものだった. へーってなったり,よくわからない気がする.

6Fはグラスアートガーデンと銘打ち,デイル・チリーフという人の作品が展示されている. ガラスを風船のようにしたり,わかめのようにグネグネさせたり. あまり印象的ではなかったが,そもそも展示物を暗い部屋で大勢で囲んで覗き込む茶番感のせいかもしれない. モールとかに置けば映えそうではある.

時間が空いたので,FERIOという商業ビル内の紀伊國屋書店に来る. 一通り歩いた感想として,富山という街は都市設計が洗練されているような感じがする. 書店は広く,都心でも地元でも広い書店が無くなったから,嬉しい. ヒマラヤ山系氏の『実録阿房列車先生』などを買う.

昼ごはん,目星を付けていたところは祝日休みで,結局駅ナカまで戻ってくる. 氷見牛のコロッケと湯豆腐の定食.

帰りは高速バスに乗る. 半数以上の座席が空いており,広々として気分よく本を読むことができた.