2011年02月26日〜27日,奥州・平泉

26日〜27日,冬の岩手県,奥州みちのく・平泉に行ってきた. 一日目は旧・観自在王院跡庭園,毛越寺(もうつうじ),平泉文化遺産センター,中尊寺, 二日目は達谷窟(たっこくのいわや),厳美渓を訪ねた.


一日目. 前沢牛の昼食を取り,毛越寺に行く. 庭園は綺麗だし,東京暮らしの人間としては,雪景色や凍った池に感動した. 個人的にはもっと真冬の時期に訪ねたいと思うが,寒い時期に寒いところへ行くという趣味はあまり理解されないようだ.

たぶん前沢牛 旧・観自在王院跡庭園 毛越寺・入り口 毛越寺・芭蕉句碑 毛越寺・本堂 毛越寺・大泉ヶ池 毛越寺・常行堂

中尊寺. 奥州・平泉の史跡は信仰と文化の断絶があるためか,「遺跡」「遺構」が殆どである. 一方で,観光地化のために空隙を埋める過剰な演出が行われていて,かえって興味を萎えさせた. 陳腐な浄土思想に関するナレーションを聞きながらガラス越しに眺める中尊寺金色堂は,その最たるものだ.

中尊寺・白山神社のつらら

一番面白かったのが達谷窟で,蝦夷や磨崖仏の浪漫,現在も残る信仰の感覚など,行ってよかったと思う.

達谷窟・毘沙門堂 達谷窟・岩面大佛 達谷窟・金堂前 厳美渓・渓流 厳美渓・そらとぶ郭公団子(お休み中)


実は出発当日に体調を崩し,貧乏根性と見通しの甘さによって,熱のある状態で出発した. 結局,一日目の夕方に倒れ,温泉には入れず,夕食も碌に食えず,殆どの時間を旅館の部屋で熱にうなされて過ごすことになった. 旅先での病気は,とても心細く,精神的に苦しかった.

今日に至っても調子は戻らず,無茶をしても何も良いことは無い.