Synergyでマウス共有

Synergyを使ってWindowsマシンとLinuxマシンでマウスを共有するようにした. これは便利.


windowsマシンをsynergyサーバとして設定

キーボード・マウスが接続されている側をSynergyサーバとして設定する. 特に難しいところは無いが,スクリーンショット付きの解説 などを参考に. 以下,注意点.

  • サーバのListenポート(デフォルトは24800/tcp)を開けておくこと.
  • ホスト間の位置関係を定義しておくこと.例えば,「ホスト "A" の右はホスト "B"」かつ「ホスト "B" の左はホスト "A"」など.
  • 必要に応じて自動起動の設定をしておくこと.

linuxマシンをsynergyクライアントとして設定

パッケージシステム経由でインストールした syngergyc コマンドを実行する. Xが起動していることが条件となる.

$ syngergyc -f <サーバのIPアドレス>          (フォアグラウンドで実行)
$ syngergyc --daemon <サーバのIPアドレス>    (デーモンとして実行)

自動起動させたい場合,X関連の設定ファイルに上記起動コマンドを追加すれば良い. 例えばGDMをセッションマネージャとして使っている場合,[システム] -> [設定] -> [セッション] で自動起動プログラムとして追加する.

[bug] クライアント側でキーリピートがoffになる

ubuntudebianをSynergyクライアントにした場合に,クライアント側のキーリピートが無効になってしまうバグ. xset r などで再有効化しても,マウスカーソルがホスト間を移動したタイミングでまたOFFになる. 公式BTSでも2008年には確認されている問題だが,ワークアラウンドも提示されていない.

追記

  • 本家のsynergyは2006年の1.4.1版を最後に,新規リリースが行われていない. このような状況のため,現在は有志が Synergy+ プロジェクトをフォークし, バグフィックスや機能追加,新規OSへの対応などを行っているようだ.