1月18日,松山・道後温泉

人生に倦み疲れた魂を癒すために,愛媛県松山市道後温泉 に行ってきた. 松山で一緒に研修を受けていた同期と共に.

ちなみに東京・羽田から松山空港へは飛行機だと1時間ちょいで着く. 前後の移動などを含めても3時間くらいで東京の住家から道後温泉まで行けるわけで,意外と四国も近い.


路面電車を使って道後温泉駅まで行く. 松山市街には栄えた繁華街が広がっており,仙台や名古屋よりも景気は良さそうだ.

道後温泉駅前には坊ちゃん列車なるものが置いてある. 由来を見てみたが,どうということもない単なる列車だ. これに限らず松山には「坊ちゃん」の名を冠した店や物が矢鱈と多いが,あの小説の松山の描写を当地の人はどう思っているのだろうか.

坊ちゃん列車

駅から続く商店街でお土産を探していると,駐輪場で自分の尻尾にじゃれて遊ぶ子猫を見つけた. もはやお土産などどうでも良く,ひたすら猫が可愛かった.

商店街を道なりに進んでいくと道後温泉・本館に到着する. 「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとも言われている建物は流石に格好良く,わけもわからずノスタルジックな気分になる. 隣がすぐに車道になっていることが少し悲しい.

道後温泉・本館1 道後温泉・本館2 道後温泉・本館玄関

お風呂は「神の湯」と「霊(たま)の湯」の二つがあり,それぞれ入浴料が異なる. 今回は高い「霊の湯」に入った. お湯や浴室の造りは結構良く,自分たち以外の客もいなかったので,ゆっくりくつろぐことが出来た. 石鹸やタオルは無いので,必ず持参すること.

本館内に作られた皇室専用のお風呂なども見学した. 温泉側の人は皇室専用の部屋と風呂が如何に立派であるかを説明してくれたが,意匠は凝っているものの,おそらく大風呂の方が気持ち良いだろうと思った.


全体として,道後温泉はくつろぐには格式が高すぎ,伝統を味わうには商売っ気が目につくと感じた. 写真で見ている分には良いのだが.